元小学館編集長 によるマンガ家の卵たちへの熱い“メッセージ”第9回

サポーターからのメッセージ

元小学館編集長 によるマンガ家の卵たちへの熱い“メッセージ”

元小学館編集長の八窪頼明さんは、手塚治虫先生をはじめとするそうそうたるマンガ家を担当され、第一線で活躍されてきたさまざまな体験をもとに『マンガ編集者が語る おもしろさの創り方』(同友館発行)を執筆されました。
現役の編集者の皆さんも読んでおられるこの本の中で、おもしろいマンガの創り方のノウハウをマンガ家の立場に立ってやさしく述べておられる著者に、プロデビューをめざす塾生たちの心に響くお話をしていただきました。

プロフィール
八窪 頼明(やくぼ よりあき)

「週刊少年サンデー」「別冊少年サンデー」「ビッグコミック」「ビッグコミックオリジナル」の創刊に加わる。
編集者として、手塚治虫、横山光輝、石ノ森章太郎、藤子不二雄、白土三平、さいとう・たかを、赤塚不二夫、ちばてつや、水島新司、楳図かずお、ジョージ秋山、水木しげる、里中満智子、萩尾望都、竹宮恵子など各氏と交流。
この間、「小学五年生」「ビッグコミック」「別冊少女コミック」「ちゃお」等の編集長を歴任。新人マンガ家育成に力を注ぎ、ビデオ「あなたもまんが家になれる! 少女まんが編」を小学館で立案販売。好評を博する。
小学館を退社後、(株)ホーム社にて、「ちばてつや全集」(全149巻)の編集に携わる。その後、マンガ賞の審査員や大学・短大で臨時に講義をされたりと活躍中。
著書「マンガ編集者が語る おもしろさの創り方」(同友館発行)

アイデアを集める

新人マンガ家の中には、自分の体験によるおもしろいと思ったことを1作目に全部入れてしまったから、2作目のネームができませんという人がたくさんいます。
これでは、マンガ家にはなれませんよね。

プロになるには、アイデアを集めておかなけばいけません。

アイデアを集めるために、次のことをおすすめします。  
常に自分の感覚が反応できるアンテナを張って、アイデアや情報を集めること。
人間は忘れやすいですから、それをノートにしておきましょう。

  1. 「おもしろさノート」
    マンガでも、新聞でも、TVでも、友だちの話でも、自分がおもしろいと思ったことを、具体的にこまめにノートしておきます。そうすれば、おもしろさってなにかがわかってきます。
  2. 「キャラクターノート」
    自分がかっこいいな、おもしろいなと思った主人公を、これも具体的にメモしておきます。自分の作品を描くとき、ノートの中からすばらしい主人公をさがしだせます。
  3. 「創作ノート」
    1冊のノートに、自分が描きたいと思った作品に関係あることをなんでもかいておきます。ストーリーの運び方でも、エピソードでも、主人公の絵でも、登場人物でも、必要と思うものは全部。このノート1冊あれば、作品づくりに役立ちます。
  4. 設定を集めておく

3時間にわたる特別講義での要点を全10回ぐらいでご紹介していきます。
次回は、「最終回」です。
前回は「構成と絵について」でした。

漫画イラストの描き方実践指導 | 日本マンガ塾: 元小学館編集長 によるマンガ家の卵たちへの熱い“メッセージ”第9回
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